理事長のご挨拶 公益財団法人十愛会 十愛病院 理事長 野崎秀次

団法人十愛会十愛病院・病院長・常務理事 野崎秀次

当会が横浜にて事業を開設してから、まもなく半世紀の時が流れようとしています。
 小生が3代目の病院長に就任以来、20年が過ぎました。法人制度改革に伴って”公益財団法人“として事業をスタートした平成24年からは、加えて理事長としての任を担っております。

開設した初代院長が考えた“地域で療育困難な知的障がい児・者への主に精神科的合併症への時間をかけた医療対応を”というコンセプトは時代の変遷と、医療・福祉レベルの変容を意識しつつも根底は、全くぶれておりません。
  最新の医療情報・知識を意識することは、当然であります。平行して厚生行政の変革、種々の法令の施行(障害者虐待法、差別防止など)を踏まえ、日々運営の振り返りを行って、健全な在り様を構築してまいります。
  “病気を診ずして、病む人を診る、支える”という、実はあのナイチンゲール由来であるとも言われている、大学母校の学祖の言葉がいつも基軸にあります。また、同様に“医師である前に紳士たれ!”という学祖の言葉も大事です。スタッフには、まずは“Gentle”であってほしいと考えております。

患者さんやご家族、周囲の支援者の方たちには、当院との関係をもたれるまでに、それぞれ歴史を持たれていると感じています。当院との関係がスタートするにあたって、それぞれの方の純粋な心情が生かされることを基本として、私たち医療は、分け隔てなく、そっと側面から支えることが適切な立ち位置であり、私の考えている“公益性”の原点ではないかと考えます。それぞれの方の価値観は様々です。出来うる限り、そのことを尊重してきたいと思います。

最後になりますが、当院が今日を迎えられているのは、日々、これまで等しく、そして長年支えていただいている横浜市、川崎市を中心とした行政各局などからの様々なご支援・ご支持なくして当院の活動はありえません。心より感謝申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。

平成28年3月7日